まんぼう 翻車魚倶楽部
航海日誌since July 2000

2002年9月21日 中国茶教室


 今年から話題になっている『中国茶』。

 この夏はペットボトルの中国茶を結構飲んだなー・・・。
 中国ではお茶といえば緑茶だったんだねー・・・。
 知らなかったー・・・。

などと思っていたら、知り合いの人が中国茶教室をしていると聞いて早速申し込んでみました。教室は郊外の少しおしゃれな喫茶店の小さな一部屋を借りて開かれました。今日はいろいろな種類のお茶を飲み比べてみて、その違いを楽しむとのこと、さてどうなのでしょう?





 限定7名の生徒は、私たち夫婦二人だけで、他の人は直前でキャンセルになったみたい。知り合いと言うことで無理を言っておまけ(次女わかめ)付きで来ているので、他にお客さんがいないのは迷惑を掛けなくて良かったなー。
 先生は(ブルーのシャツの人)、ちょこっと中国人ぽいですが、れっきとした日本人ですよ(笑)この先生は、書道家でもあり、また昔は、日本酒がお好きで日本中の蔵元を訪ね歩いて、地酒ブームの前からお酒に関してはうるさい人なのです。そして最近は中国茶用の器も自ら製作したりする方です。
自ら中国まで行って茶葉も仕入れてくるこだわりよう、はまると、とことんこだわる人なのです。茶葉もいろいろな種類を販売しています。
さて中国茶は製法の違いから『緑茶』『白茶』『青茶』『紅茶』『黒茶』『黄茶』などに分けられます。

 まず最初に飲んだお茶。”白茶”『白毫銀針』ハクゴウギンシン(福建省)です。大葉種の太い新芽でつくられ、白い産毛で覆われている。水色、味ともうすく、若草のような香りとほのかな甘みを味わう。
 茶葉は左の写真、色は下の写真を見てください。本当にほのかな香りで、正直に言うと「うすい!」と言う感じ・・・。長い時間を掛けて入れても、香り、味とも濃くなりませんでした。始めて正式に味わう中国茶は、ほのかに草のにおいでスタートしました。

 ちなみに白茶は軽発酵で微弱発酵という製法で作られたお茶です。

 続いて、”黄茶”『霍山黄芽』カクザンコウガ(安徽省)です。千年以上の歴史を持つ黄茶を代表するお茶。明時代初期に献上茶となる。1〜2日間後発酵させた後燻し乾燥して作られる。
 これもあまり強い香り、味はなく上品な味わいです。中国茶はお湯の温度と茶葉の量が決め手になるようです。それに一回ずつ呑みきるように入れて、一煎目と二煎目の違いを楽しむのも良いみたいです。濃いと感じたらお湯を足して好みの濃さにします。




 続いていよいよ中国緑茶です。”緑茶”『大佛龍井』ダイブツロンジン(浙江省)です。1970年代に開発されたあたらしい銘茶。龍井茶と同じ製法で作られ、扁平な形に仕上げられる。
 この扁平な形は最後に釜に押し当てて乾燥する為です。で、これは美味しかった!!味、香り共に今まで呑んだことのない物でした。先生によると中国茶の楽しみ方は清涼感を味わうのだそうです。この緑茶は不発酵のお茶で、釜炒り茶です。

 次は"青茶”『凍頂烏龍』トウチョウウーロン(台湾)です。緑色の半球状に仕上げられた台湾を代表するウーロン茶。最近は焙煎が浅めですっきりとした香味。
 ウーロン茶というとどうしてもサントリーのイメージがあったのですがこのお茶は全然違う味わいでした。やはり飲料水メーカーのウーロン茶は一般ウケするように作られた味だったんですね。青茶(烏龍茶)は半発酵で部分発酵の製法で作られた物です。それに青茶は茶葉収穫後天日で干して、その後、常に揺らしながら発酵させた物なのだそうです。揺らすのが紅茶との大きな違いです。
 実は、ここで画像は終わりです。不覚にもデジカメのバッテリーが切れてしまいました。
 烏龍茶の飲み方は少し違っていました。一度『聞香盃』と言われる少し背の高い盃に入れて、それから飲盃に空けてから飲みます。その時、聞香盃の底に残った香りを嗅いで楽しみます。このときのお茶はほのかに花の香りがしました。烏龍茶はわりと高温のお湯で入れるので、温度を下げる為にこのようなことをして飲みやすくします。。






 こんなお菓子も付いてきました。普通の所ではあまり売っていないような物までありましたよ。

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