まんぼう 翻車魚倶楽部
航海日誌since July 2000

★11月12日 畑見学のつもりが
 友人から、減反で使えなくなった田んぼを貸してもらえるという話を聞いて早速、下見に出掛けた。なにせ農業?の経験がないため「町歩(ちょうぶ)」という単位さえ、、一体どの位の広さなのかサッパリ想像がつかない。案内された場所をいざ見てみるとナント広いこと・・。聞いてみると約400平米。家庭菜園と言うには余りにも広すぎるため、一角だけ使う事にする。

 たまたま近くで耕作業をしていた知り合いの方が、快くトラクターで耕してくれた。 初めて見る「あ〜かぁ〜いトラクタ〜♪(by小林旭)」をじ〜っと見つめる子供達。その横でやたら「すご〜い!」を連発して子供以上に、はしゃいでいる工業地帯系都会派育ちのsijimi
 トラクターの主が、いらない大豆があるから良かったら持っていったら?と言ってくれたので遠慮なく頂くことにした。「大豆」と言うのは立ち枯れになっている枝豆の事だった。ここで子供達は、お勉強では知っていた枝豆=大豆と言う図式を実体験したのだが、その横でしゃがみ込み、呟く者約1名。「ひょっとして、これって、豆まきの時の?」この人は大豆と言えばスーパーで売っているアノ、真空パックの水煮大豆しか知らなかったらしい。「だって、あの大豆と形が全然違うじゃん!」

 枝豆は根本から鋏で切りたおし、紐で縛る。ほんの30分
の作業だったが上着を脱ぎ、シャツを脱ぎ、汗だくだ。
良く乾燥した大豆は作業をしている間にもサヤからはじけてこぼれ落ちる。なんかもったいないナーと思ってしまう。
この大豆が後々、色々な場面で登場することになるとは・・
 
さあ、一汗かいたし、そろそろ・・と思っていたのだが結局、お昼ご飯まで頂いてしまった。その後、収穫した大豆を全部車に積みきることが出来ずに2往復することになり、どうせなら苗を買って来て、今日中に植えたら?と言う話しになってしまった。今日は下見だけのつもりで来たので何を植えるかなんてさほど考えていなかった。週末に来て、手を入れる程度で出来る野菜・・。友人に相談すると「専業農家なんてこの辺じゃあいないよ。何処でもみんな週末に畑に出る程度。それ程悩まずに取り合えず、冬〜春野菜を植えてみたら?」それならばと近くの園芸センターで白菜やキャベツの苗を探したが、時期が遅かったのか良い苗が見つからない。そこで種を蒔く事にした。
所が、だ。ホウレン草の種1つとっても、数え切れない程の種類がある。どれが良いのか真剣に悩んでいると「見て見て!このホウレン草、『オーライ』って言うんだってキャハハ・・なんか付けた人の意気込みが感じられちゃうよねー。っていうか、もしかしたら結果オーライってことかなー」sijimiは名前を見て楽しんでいる。・・・ったく!しかし結局、その意気込みに掛けてみようぜ、という事で結果オーライ(?)に決める。他にはネギ、ひの菜、三つ葉の種を購入。

 畑に戻り、さっそクワを使って畝(うね)を作る。元々は田んぼだったので土の状態が粘土質だ。固まりがゴロゴロしていて水はけが悪そう。ようやく畝を作り、sijimiが種を
蒔く。蒔く、蒔く・・のは良いがせっかく作った畝の溝に蒔いている(-_-;)
「こらーっ!sijimi〜!何処に種を蒔いているんだー!
 そこは歩く ところだぞ!」
「え〜?!だって、さっきココに蒔いてもいい?て聞いたら
 ウンって答えた でしょー!」

 ・・ああ、先が思いやられる。『マンボウ倶楽部菜園』どうなる事やら



ホラ見て、外国のアンティークビーズみたい。
土に蒔くのが勿体ないくらい綺麗でしょ。
(じゃあ、つなげて首から下げてれば?)
子供達も何か植えることにしたのだが、パンジーを植えていた。ま、いいか・・

    

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